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  • No : 8730
  • 公開日時 : 2015/07/27 17:03
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[1-6123]TJA-450KとTJA-450Pの違いを教えてください

1-6123-01 デジタル卓上型温度調節器TJA-450K
1-6123-02 デジタル卓上型温度調節器TJA-450P


1-6123-01 TJA-450Kと1-6123-02 TJA-450Pでセンサータイプがそれぞれ異なっていますが、その違いを教えてください。
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回答


1-6123 デジタル卓上型温度調節器TJA-450K
はセンサーとしてK熱電対を使用しています。
一方
1-1623-02 デジタル卓上型温度調節器TJA-450P
はセンサーとしてPt100Ω測温抵抗体を使用しております。
両者の違いはK熱電対は、材質がクロメル-アラメルといった違う種類の2本の金属線をつないで熱電対を作り2つの接した部分に温度差を与えると電圧を生じる現象-ゼーベック効果を利用して温度を計測します。

一方Pt100Ω測温抵抗体は、金属の電気抵抗が温度に対して変化する(一般的には増加する)のを利用して温度を計測します。
中でも白金(Pt)は温度特性が良好で継時変化が少ないので測温素子として利用されます。
いずれもデジタル温度調節器の温度センサーとして利用されています。

両者の比較は以下の通りです。
熱電対:基準点が必要です。
感温温部を小さく設計でき、設置に対して自由度が大きく、安価です。比較的高温度の測定に適しており、800?1000℃以上では測温抵抗体に比べて高い安定性を有しています。
測温抵抗体:以下の特長を持っています。
①ブリッジ出力が大きいため、関連する記録・制御・信号変換を高精度で行える。
②ブリッジ回路の設計により、温度に対応する出力を自由にとることができる。
③冷接点温度測定とその値を使った補償回路が不要です。
④微小な温度変化に対する感度が高く、中程度の温度領域で、校正の絶対精度が熱電対より10倍以上良好です。

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