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  • No : 78959
  • 公開日時 : 2020/11/12 22:42
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[3-3191/3-3192]イットリア部分安定化とイットリア安定化について、相違点を教えて下さい

ジルコニア丸棒 (イットリア部分安定化) ZR3Yシリーズ
ジルコニア丸棒 (イットリア安定化) ZR8Yシリーズ
 
イットリア部分安定化とイットリア安定化について、相違点を教えて下さい
 
<対象品番>
3-3191-01、3-3191-02、3-3191-03、3-3191-04、3-3191-05、3-3192-01、3-3192-02、3-3192-03、3-3192-04
カテゴリー : 

回答

・ 純粋なジルコニア→温度変化によって結晶構造が変化し、体積変化も伴うので劣化しやすいです。
・ イットリア安定化ジルコニア→純粋なジルコニアに安定剤として酸化イットリウムを加えた物になります。
  温度の変化による結晶構造の変化を抑え、温度変化による体積の変化、破壊を抑えます。
・ イットリア部分安定化ジルコニア→安定化ジルコニアより安定剤の酸化イットリウムの含有量を
  減らした物になります。
  安定部分と不安定部分が混在している為、一部結晶構造の変化が起きるようになります。
  キズや亀裂ができた際にその部分だけ、結晶構造の変化を起こし、亀裂の進展を抑えられます。
  (粘りのある強い靭性を得る)

上記が各ジルコニアの特性となります。

簡単に申しますと、イットリア安定化ジルコニア=より耐熱性に優れてます。
部分安定化と比べると強度、靭性では劣ります。
イットリア部分安定化ジルコニア=耐熱性では安定化に劣りますが、強度、靭性は高くなります。

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