厚生労働省より選定マニュアルが公開されていますのでご利用ください。
通読されることをお勧めいたしますが、まとめとして選定チャートが第3章 第2節 第5項 に掲載されています。
▶手袋の選定にあたり、まずは下記情報確認をご確認ください
取扱物質名、CAS登録番号、含有率、性状(個体/液体/気体) ※SDSに記載されています
作業内容、作業時間
※上令和5年3月31日までに分類された、国によるGHS分類の結果に基づくものです。
国によるGHS分類は見直しが行われますので最新の情報を確認してください。
また、譲渡提供者より提供されたSDS等に記載された有害性情報も確認してください。
▷取扱物質に使用義務物質が含まれていない場合
手袋メーカーの製品情報・耐薬品情報などを参考に、材質が使用物質により溶解・膨潤など劣化しにくいものを選定
事前にサンプル評価したり、必要に応じて手袋メーカーへ使用可否を確認
▶取扱物質に使用義務物質が含まれている場合
下記厚生労働省の透過性一覧表を参考に、耐透過性の材質を選定
※参考情報であり、実際の個々の製品性能とは一致しません。後述の通り、製品情報は保護具メーカーへご確認ください。
▶上記で選定した材質の化学防護手袋を選定
▶カタログ・説明書等で規格、材料、耐浸透性能、耐透過性能等について確認
必要に応じて、保護具メーカーへ必要な製品の詳細情報を確認
[化学防護手袋の選定・確認時に必要な情報]
項目 |
内容 |
取扱物質
(SDS記載情報) |
・性状(固体/液体/気体)
・物質名
・CAS 登録番号
・各物質の含有率 |
作業 |
・作業内容
・作業時間 |
厚生労働省,2024,「皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル 2024年2月 第1版」を元に作成
※JIS T8116適合=すべての物質に対する耐性を担保するものではありません。
使用物質に対する製品ごとの使用可否は、SDSと、作業内容・使用時間をご提示の上個別にお問い合わせください。
※本ページのリンクは全て2024年3月1日現在の情報です。リンク切れの際はお手数ですが下記アンケートよりお知らせください