一般的なPET樹脂は 材質的にはA-PETと呼ばれています。
A-PETはしなりやすく、柔軟であることから塩化ビニルの代用品として使われてきましたが、長期間の使用や熱がかかると経時変化を起こすことがあります。
PETGはG-PETです(Glycol-modified PET : グリコール変性ポリエチレンテレフタレート)。
PETGは成形加工時でもポリマーが結晶化しません。
完全にガラス化した樹脂で、非晶性樹脂としての扱いになっています。
A-PETが製造方法で非晶化を実現しているのに対し、PETGはPET樹脂を 改質することで非晶化を実現しているという形になります。