予備加熱を行なって使用するか、プログラム運転機能を使用して、長時間をかけて徐々に昇温させる
運転方法でのご使用を検討ください。
真空乾燥器 SB-Dシリーズでは、庫内温度調整は庫内のケーブルセンサーで行ないます。
過昇防止温度は、ヒーター近傍に設置された温度センサーによって測定されるため、庫内センサーより
も先に温まり、結果的に庫内センサーとの温度差は大きくなりやすくなります。特に加温しにくいサン
プルの加熱時には、さらに温度差が大きくなります。
ご使用中に過昇防止機能が頻繁に動作する場合には、庫内センサー近辺とヒーター近傍の温度差を小さく
抑えるために予備加熱を行ない、あらかじめ庫内の温度をある程度上昇させてから目標温度まで上昇させ
る方法や、プログラム運転機能を使用して、庫内温度を時間をかけて上昇させることにより、温度差をよ
り小さくする方法などもあります。
プログラム運転には、任意の時間に任意の温度を上げようとする仕組みが備わっています。通常の定値
運転ではオーバーシュートしてしまうような条件においても、よりリニアな制御を行なうことができます。
階段状のプログラム運転のご使用を強く推奨致します。