対策といたしましては、一旦電源を入れ、少しの間通常の滅菌をスタートしていただけますでしょうか。
スタートかけると排気弁が開きますので、余分な負圧状態が解消されることがあります。

 

 

●最近フタが重くなり開きにくくなりました。使用方法は変えておりません。
→想定される原因は第一にヒンジシャフトとドア開閉時の摩擦によるものと思われます
また、金属粉がシャフトに付着し、シャフトもしくはヒンジに傷が発生し、開閉が固くなってきたという２点が考えられます。

いずれに致しましてもお預かりしての修理が必要でございます。

 

 

●培地の菌の滅菌に使用可能ですか？
→滅菌自体は可能です。

ただし液体培地の場合、ビーカーではなくシャーレ等に入れて蒸気に触れる面積が大きくなるようにしてください。

また、滅菌終了時の排圧工程で液体培地が突沸する可能性があります。
突沸した培地が排水管に入ると詰まりが生じて修理が必要となります。
突沸してもチャンバー内にこぼれないよう蒸気の通る不織布で包む等の工夫が必要となります。

 

 

●タイマーをオフにした状態で使用すること（連続運転）は可能でしょうか。
→滅菌タイマーをOFFにすることは出来ません。
滅菌時間は、121℃及び132℃共に最大99分までの設定が可能です。

連続運転を防止するため、一度滅菌が終了し、チャンバー内の温度が85℃以下に下がらないと昇温出来ない仕様です。

[滅菌設定可能時間］
滅菌温度：121℃　滅菌時間設定可能範囲：20～99分
滅菌温度：132℃　滅菌時間設定可能範囲：5～99分

 

 

●オートクレーブが滅菌可能圧になるまでの時間を教えてください。
→水温などにより大きく変わりますが、水温が常温程度ですと滅菌温度到達までに約２３～２４分かかります。

（昇温途中にエアー抜き工程を含むためやや時間がかかります。設定頂いた時間【例えば20分】はこの約２３～２４分経過後から開始します。）

 

 

●使用する水はどういう種類のものを使用すればよいでしょうか。
カルキを含むためなるべく水道水は使用したくありません。
→精製水は電気を通しにくい為精製水の純度によりますが、10?20％の上水道水を混ぜてご使用ください。

 

 

●本体槽内の側面に２箇所穴があいていますが、何の穴ですか？
→温度センサーを取付けている穴と排圧用の穴です。
チャンバー内の内圧が0.2MPaに上がりますので、圧力を解放するための穴になります。

 

 

●槽内にどれくらい水を入れたらよいか教えてほしいです。
→給水量は350mLで、棚板にかかる程度が目安です。

 

●培地をオートクレーブすると異物が排水口に詰まり、排水出来ません。
→寒天が配管に詰まりますと配管を外すなどしなければ掃除出来ません。返却して頂き修理対応となります。

対策としては、寒天が溢れ出てもチャンバー内に流れ出ないように包み込む袋をご使用頂いては如何でしょうか？

オートクレーブバック等がご使用頂けます。

 

 

●水位センサーに水垢が付いてしまいました。清掃方法を教えてください。
→オートクレーブ専用クリーナーSSC-12（別売）にて水垢などの汚れは洗浄可能です。
汚れの程度に応じて洗浄（滅菌）を繰り返してください。
水位センサーの汚れの落とし方ですが、最初は柔らかい布で拭き取って頂き、汚れの程度に応じてしつこい汚れの場合は歯ブラシのようなもので清掃してください。

尚、水位センサーのお客様自身での交換は出来ません（保証対象外です）ので、修理対応となります。