校正作業時の注意点
・一度校正に使用された校正液の再利用は、お勧めしません。校正液に
異物の混入などにより、pH値が変化している可能性があります。
・より正確なpH値を測定頂くため、校正作業は、毎日測定を開始される
前に実施されることをお勧めします。
・校正データは、1点校正でも3点校正でも、電源を切っても残ります。
・一度電源を切った場合、前回の校正データは残っていますが、再度校正を
開始すると、全ての校正データが消去されます。
・2点、3点校正を行なう場合、途中で電源を切ると、再度1点目の校正からと
なります。
・測定値が、校正液規格値の±1pHをはずれますと、計器が校正液の値を自動
識別できず、エラーとなります。トラブルシューティングに従って、対応
してください。
・計器は、1点、2点、3点校正を任意に選択できます。
・通常は、3点校正を行なってください。
・測定サンプルが酸性、またはアルカリ性の場合は、pH6.86を含む2点校正
(酸性:pH4.01、アルカリ性:pH9.18)で測定頂けます。
・測定サンプルのおおよそのpH値が分かっており、高い測定精度を要求されない
場合は、測定サンプルのpH値に近い校正液のみの1点校正で測定頂けます。
・以下の場合には、必ず3点校正を行なってください。
電極交換時、電極メンテナンス時、電池交換時、長期間保管後の使用時、
測定時と校正実施時の温度に大きな差異がある時。
こちらから、取扱説明書をご参照頂けます。