6-9517-01
TTC（2,3,5-トリフェニル.テトラゾリウム.クロライド）という酸化還元指示薬を用いています。対象中に大腸菌群が存在すると、菌の活性に伴いコハク酸脱水素酵素が生じ、これによりTTCが赤色のTPF(1,3,5-トリフェニール.ホルマザン)という物質に変化します。これにより大腸菌群が赤色コロニーとして現れます。

6-9517-05
酸素基質がX-GALとMUGという2種類含まれ、対象中に大腸菌群が存在すると、まず酵素βガラクトシダーゼにより、X-GALに作用し、これをβ-Dガラクトースとブロモクロロインドリンという物質に分解しますが、ブロモクロロインドリンが酸化結合するとブロモクロロインドリンという青色色素を生成します。これにより大腸菌群が青いコロニーとして現れます。一方、大腸菌群中E.coliはもう1つβグルクロニダーゼという酵素を作り、これがMUGをグルクロン酸と4-ウンベリフェロンという物質に分解します。この4-ウンベリフェロンが紫外線照射で蛍光発光するため、E.coliは青いコロニーの上に更に蛍光発色に呈し特異的検出を可能にしております。